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美大学生が、金属加工に夢中になるわけ 自然を模倣するポーラス金属がもたらすイノベーションとは

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美大学生が、金属加工に夢中になるわけ 自然を模倣するポーラス金属がもたらすイノベーションとは

美大学生が、金属加工に夢中になるわけ 自然を模倣するポーラス金属がもたらすイノベーションとは

面が穴だらけの球体、流れるような螺旋状の形体

面が穴だらけの球体、流れるような螺旋状の形体、網目が連なったような有機的なデザイン。
それらの不思議な物体が、すべて金属で表現された『Numerical Design デザインエンジニアリングの種子 vol.3』

これは、大田区の金属加工会社、東新製作所と多摩美術大学プロダクトデザイン研究室の産学共同研究成果発表展示会です。


7月24〜26日の3日間、東京・八重洲のソディック東京ショールームにて開催されたこの発表会は、今年でなんと3回目を迎えるとのこと。

今年の発表テーマは「ポーラス金属」ということで、金属3Dプリンターで多孔質金属を造形することにより可能になった、植物や昆虫の構造からヒントを得た緻密なデザインを金属で再現。

うねるような曲線

うねるような曲線、貝殻を思わせる複雑な螺旋、植物の細胞をイメージさせる網状のデザインは、それ自体アートとして飾れるような美しさがありますが、それぞれ多孔質金属の特性を生かし、アロマポッドやコーヒーフィルターなどの実用的な用途までつなげて提案されていました。

1970年に創業された金属受託加工業の東新製作所を率いる石原幸一さんは、時代の荒波のなか、ものづくりの価値を未来につなげるため、多岐にわたるチャレンジを続ける二代目社長。国産金属3Dプリンターを、国内でもいち早く導入したパイオニアです。

大学の研究室との産学連携にも意欲的

大学の研究室との産学連携にも意欲的で、多摩美のほかにも早稲田大学や東京工業大学などとも共同プロジェクトを行なっています。

金属3Dプリンターの登場で、金属加工の現状は飛躍的な変化を遂げたのは周知の事実ですが、現在、金属3Dプリンターが活躍しているのは、主に機械部品の分野。しかし、その可能性は、今後まだまだ広がっていくはずです。

これから社会に出て活躍していく学生たちと関わり、情報と刺激を交換し合う試みは、石原社長の未来を見据えた経営理念に基づくもの。

理系の大学だけでなく、美術大学との共同研究も実践する石原社長の姿勢には、金属加工のあらゆる可能性に目を向ける心意気が感じられます。

このような新しい技術に挑戦する石原社長と美大学生の出会いは、日本発プロダクトデザインの可能性を、未来に向けて大きく広げてくれるのではないでしょうか。

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